アンデスの低標高と高標高間で変化するヤマガモの綿羽構造

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Down Feather Structure Varies Between Low- and High-Altitude Torrent Ducks (Merganetta Armata) in the Andes

R. G. Cheek, L. Alza, K. G. McCracken ORNITOLOGÍA NEOTROPICAL (2018) 29: 27–35.

羽毛は、鳥類を定義する一つの特徴であり、熱絶縁の決定的な役割を務め、物理的な環境からの防御である。羽毛構造は個体によって様々であることが知られている。それは個体群が異なる環境状態に晒されると異なる羽毛構造を示すだろうことを示唆した。我々は綿羽と正羽Contour featherをペルー、リマの二つのヤマガモ(Merganetta armata)個体群からのオスを検査した。一つは高標高個体群で海抜約3500mのChancay‐Huaral川からと低標高個体群 海抜約1500 mChillón川からである。綿羽構造は2個体群間で著しく異なっていた。高標高個体群のカモは、低標高と比べ、より長く密集した綿羽であった。正羽構造は個体間で高く多様であるが、個体群間に首尾一貫した違いは見られなかった。これらの結果は、羽毛の最深部の断熱層は、高標高の低温度に反応して発達したかもしれないことを示唆する。正羽における相違が欠落していることは、この外層面の羽毛が断熱より防水に重要であるからだろう。